水の表面のことであり、水と空気との境界 。物理

水面を生活の場とする生物を、ニューストンという。これには、アメンボのように水面の上に乗るもの、ウキクサのように水面に接して存在するもの、アサガオガイのように水面に裏側から接するものなどがある。アサガオガイは空気の袋を作り、これにぶら下がって水面に生息する。クラゲは一般にはプランクトンだが、カツオノエボシやギンカクラゲは気体の入った大きな浮き袋を持ち、水面を生活の場とする。

アメンボ程度以下の動物の場合、水面を漂うことはさほど困難ではない。普通のアメンボには、長い足など水面に浮かぶための適応が見られるが、小型のアメンボ類であるカタビロアメンボなどは特に水上生活に特に適応したと取れる部分が少ない。トビムシ類も水面に出てくるものが多くある。逆にこのような小型動物では水面を突っ切るのが困難である。トンボのうち、水中に産卵するものは、水草の茎にすがりついて水中に侵入する。

また、水面は空中と水中の間の障壁としても機能する。たとえば水面上から水中の獲物をねらうためには、水面の光の反射はきわめて邪魔である。また、水面での光の屈折は、獲物の位置の特定を難しくする。斜め方向から水中の獲物をねらうサギのような鳥は、この見える位置とねらうべき位置を補正しなければならない。カワセミなどは水面の真上から垂直に飛び込んで獲物をねらう。この場合には補正は少なくてすむ。また、トビウオの滑空は水中の肉食魚からの逃避のためであると考えられる。
update:2009年11月09日